@akari-city2026年6月6日
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商店街の『朝市』をデジタル化した結果|新潟県長岡市の事例

地方商店街の新しい試み

新潟県長岡市の商店街が、毎週土曜朝に開催する『朝市』をデジタル化しました。事前予約制の導入により、どのような変化が生じたのかを記録します。

朝市のデジタル化の内容

従来型(〜2026年2月)

  • 開催:毎週土曜朝6時~9時
  • 形態:露店販売(先着順)
  • 参加農家:約20軒
  • 来客数:平均80~100人

新型(2026年3月~)

  • 開催:毎週土曜朝6時~9時
  • 形式:Webでの事前予約(前日18時まで)+当日現場購入
  • 参加農家:約20軒
  • 来客数:平均150~180人

導入の工夫

1. 商店街の自作Webシステム

開発費は約50万円。地元の高専の学生が実装を支援。

2. 決済方法の簡潔さ

事前予約時の決済は、銀行振込またはPayPay。現場での現金払いも継続。

3. 農家の負担軽減

予約情報は毎朝5時30分に農家にメール配信。仕込み量の最適化が可能。

来客数の増加要因

1. 認知度の向上

WebサイトがGoogleの「朝市」検索結果に表示されるようになり、市外からの来客が増加(推定:従来比50%増)

2. 事前予約による信頼醸成

「欲しい商品が確実に入手できる」という安心感が生まれ、リピーター率が向上(81%→95%)

3. SNS活用

参加農家が各自のInstagramで商品を事前告知。特に若い世代(30代以下)の来客が増加。

農家の利益変化

指標 従来 デジタル化後 変化
1農家あたり月間売上 約15,000円 約32,000円 +113%
廃棄ロス 約20% 約5% -75%
参加農家の満足度 62% 91% +29ポイント

課題と今後の展開

1. 高齢農家の対応

Webシステムの操作ができない農家は約3軒。スタッフが代行入力する対応をしています。

2. 在庫管理の自動化

現在、農家が手作業で在庫数を報告。今後、POS連携により自動化を予定。

3. 配送サービスの追加

2026年末までに、予約商品の自宅配送サービスを試験開始予定。

結論

デジタル化により、商店街の朝市は単なる「来店型小売」から「ハイブリッド型チャネル」へと進化しました。地方のアナログ文化とデジタル技術の融合は、新しいビジネスチャンスを生み出しています。