調剤薬局のオンライン受付で待ち時間は減ったのか
待ち時間の前に、不安の時間がある
処方箋をスマートフォンで撮影して送ると、薬局での待ち時間を短縮できるオンライン受付を使いました。病院を出た直後に送信できるので、薬局へ着く頃には準備が進んでいるという仕組みです。
実際、薬局で座って待つ時間は短くなりました。ただし、利用中に少し不安な時間がありました。写真が正しく読めているのか、薬の在庫があるのか、何時ごろ受け取れるのかが分からないまま移動する時間です。
完了通知だけでは足りない
アプリには「受付しました」という通知が出ます。しかし、受付と調剤開始は違います。薬局側が処方箋を確認し、在庫を見て、疑義照会が必要か判断してから準備が進みます。
利用者が知りたいのは、送信が成功したかだけではありません。自分は今、薬局へ向かってよいのか、後で行くべきなのか、電話を待つべきなのかです。
状態の見せ方で体験は変わる
もし画面に次のような状態が出ていれば、不安はかなり減るはずです。
- 画像を受信しました
- 薬剤師が確認中です
- 在庫を確認しています
- 準備を開始しました
- 受け取り可能です
細かすぎるように見えますが、医療に関わる待ち時間では、状態が分からないこと自体が不安になります。飲み合わせの確認がある場合など、遅れる理由が見えるだけでも受け止めやすくなります。
薬局の業務も守る設計
一方で、利用者へ細かく通知しすぎると薬局の負担が増えます。手作業で状態を更新するなら続きません。レセコンや受付システムと連動し、できるだけ自然に状態が変わる設計が必要です。
オンライン受付は、待合室の混雑を減らすだけでなく、利用者が自分の時間を組み立てやすくする仕組みです。待つ場所を変えるだけでなく、待っている理由と見通しを伝えることが、医療サービスのUXでは特に重要だと感じました。
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