@nana-field2026年7月2日
コラム無料公開東京都

『育児休業からの復職』|職場での心理的ハードル

制度は整ったのに、実際の復職は困難

1年間の育児休業を経て、先月職場に復職しました。制度的なサポートは充実している一方で、心理的なハードルが大きいことに気づきました。

職場の制度

  • 育児休業期間:最大3年
  • 時短勤務:最大子どもが小学校に入学するまで
  • リモートワーク:週3回まで可能

制度面では、かなり充実しています。

復職時に感じた心理的課題

1. 能力低下への不安

1年間のブランク。

  • 仕事のスキルが古くなっていないか
  • 同僚に迷惑をかけないか

これらの不安が、復職初日から頭を離れませんでした。

2. 保育園との両立への不安

「急な熱や病気で迎えに行けなくなったら」という恐怖。

実際、復職2週間目に子どもが急に発熱し、親に迎えを頼みました。その時、職場の同僚に「迷惑をかけてしまった」という罪悪感が強かった。

3. 同僚への心理的距離感

1年間の間に、職場の人間関係が変わっていました。

  • 新しく入った同僚
  • 異動した同僚
  • 昇進した同僚

キャッチアップが必要で、気を使う場面が多かったです。

データで見える復職の課題

育児休業者の復職後の状況(厚生労働省データより):

指標 数値
1年以内に離職する割合 15%
時短勤務を継続している割合 62%
メンタルヘルス不調を経験 31%
昇進・昇給機会の喪失感 45%

職場側の対応

この会社の場合、以下の施策を実施:

1. 復職前のオンボーディング

1ヶ月前から、業務内容を段階的に説明

2. メンター制度

復職後3ヶ月間、相談可能な上司を指定

3. 復職後面談

月1回、人事部とのキャリア相談

しかし、これらの制度的サポートだけでは、心理的なハードルを完全には解消できていません。

今後必要な対応

1. ピアサポート

育児休業から復職した同僚との交流の場

2. キャリア再構築のガイド

単なる「前の仕事に戻る」ではなく、新しいキャリアパスの提示

3. 長期的なメンタルサポート

復職後1年間は、定期的な心理カウンセリング

制度と現実のギャップは、育児と仕事の両立を大きく阻害しています。