@nana-field2026年6月7日
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『テレビ通販の衰退と動画コマースの台頭』|消費行動の変化

買い物メディアとしてのテレビの役割の変化

過去10年間で、テレビショッピング(テレビ通販)の視聴率と売上が大幅に低下しています。その背景にある消費行動の変化をまとめました。

市場規模の推移

テレビショッピング市場 動画コマース市場
2015年 2,500億円 50億円
2020年 1,800億円 400億円
2025年 1,200億円 2,000億円

テレビショッピングが28%に縮小する一方で、動画コマースは40倍に成長しています。

消費者の行動変化

従来型(テレビショッピング)

  • 番組を視聴しながら受け身で商品を見る
  • キャスターの言葉を信頼して購入を決定
  • 電話またはネットで注文

新型(動画コマース)

  • 自分で検索してYouTubeやTikTokの動画を視聴
  • インフルエンサーのレビューを複数比較
  • 動画内のリンクをタップして即座に購入

テレビショッピングの視聴層

テレビショッピングの主視聴者は60歳以上。世代により10年単位で視聴率が異なります:

  • 20~30代:ほぼ0%(テレビショッピングを見たことがない)
  • 40~50代:3~5%
  • 60~70代:15~20%
  • 80代以上:25~30%

世代交代に伴い、テレビショッピング市場は自動的に縮小していくと予想されます。

動画コマース上のインフルエンサー

動画コマースでは、「インフルエンサーが推奨する = 高い信頼」という図式が成立しています。

売上上位のインフルエンサーは、通常のタレントより「親近感」と「専門性」を持つ層:

  • 美容系:20代女性インフルエンサー
  • 生活家電:30代の主婦系YouTuber
  • ゲーム周辺機器:ゲーム実況者

つまずきポイント

テレビショッピング側

1. 高齢視聴者への依存度が高すぎる

2. 若年層にリーチできない

3. 一度視聴率が低下すると、巻き返しが困難

動画コマース側

1. インフルエンサーの信頼失墜リスク

2. 購入後のトラブル対応が不十分

3. 返品率が高い傾向

今後の予測

2030年までに:

  • テレビショッピング市場:さらに50%縮小(600億円程度)
  • 動画コマース市場:5,000億円を超える可能性

メディアとしての「テレビ」の役割は、確実に変わりつつあります。