@akari-city2026年6月18日
コラム無料公開東京都

『育児支援制度』の企業間格差——大企業と中小企業の実態

調査概要

子育て世代の労働継続を支援する制度の充実度は、企業規模によって大きく異なります。上場企業20社と中小企業20社の制度比較。

制度別の導入率

制度 上場企業 中小企業
育児休暇(法定) 100% 95%
時短勤務(法定) 100% 78%
テレワーク併用 90% 35%
託児施設補助 65% 15%
パートナー休暇 45% 10%
復職支援プログラム 70% 20%

実際の利用経験

上場企業(IT企業)で育児休暇を取得した社員への聞き取り

「1年間の育児休暇が使え、復職時には同じポジションが保証されました。手厚い支援で、第二子を検討できる状況です」

一方で、昇進の遅れを懸念する声も。

中小企業(製造業)での現実

育児休暇は法定通り取得できますが、実質的には:

  • 復職後の異動(給与減)
  • 昇進機会の喪失
  • スタッフからの微妙な態度変化

こうした「制度はあるが、実運用は厳しい」実態が存在。

経済的インパクト

育児支援制度が充実している企業の女性従業員の離職率は平均5%。充実していない企業は20%以上。

これは企業にとって採用・育成コストの損失に直結。

提言

中小企業でも、制度の見直しは可能です。完全なテレワーク化は難しくても、週2~3日の柔軟な勤務を認めるだけで、離職率は低下します。