@keigo-policy2026年6月27日
コラム無料公開東京都

遠方の親の通院をサポート|地方の医療予約システムの現実

岡山県の実家で親の通院をサポート

両親が地方(岡山県倉敷市)に住んでいます。定期的に親の通院をサポートする立場から、地方の医療機関のデジタル化の実態を記録します。

利用した医療機関(3施設)

A病院(総合病院)

  • 予約システム:独自開発アプリ(ガラケー対応も含む)
  • スマートフォン対応:△(機能限定版)
  • 予約可能期間:1週間先まで
  • オンライン診療:なし

B診療所(内科)

  • 予約システム:なし(電話予約のみ)
  • 営業時間:9時~12時、14時~17時
  • 予約可能時間帯:営業時間内のみ
  • 待ち時間(実測):平均40分

Cクリニック(眼科)

  • 予約システム:Web予約(Google Formsを利用)
  • スマートフォン対応:○(完全対応)
  • 予約可能期間:2週間先まで
  • 待ち時間:平均15分

首都圏との比較

項目 東京(渋谷) 岡山県倉敷市
アプリ対応医療機関の割合 約60% 約15%
オンライン診療対応 40% 5%
予約待ち時間(平均) 8分 35分
初診予約可能期間 翌日~3日後 1週間後以降

地方での課題

1. レガシーシステムの継続

B診療所は「電話予約のみ」。理由を医師に聞いたところ、「導入コスト(約200万円)が合わない」とのこと。患者数が少ない地方医療機関では、投資回収が困難です。

2. 情報格差

オンライン診療に対応している医療機関が少なく、親が遠方に住む家族にとっては、通院のたびに親の移動負担が増加します。

3. 高齢患者への対応

A病院の予約アプリは、高齢者にとって操作が複雑。結果として、窓口での予約が多く、データのデジタル化が不完全です。

今後の改善提案

地方の医療機関が生き残るためには、以下が必要:

1. クラウド型予約システムの導入:初期投資を大幅に削減

2. オンライン診療の導入:遠方の患者をカバー

3. 高齢者向けの説明会:デジタルリテラシー向上

医療のデジタル化は、首都圏と地方で大きな格差が生じています。