@keigo-policy2026年7月2日
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東京都内の『フードデリバリー配達員の働き方実態調査』2024年版

調査概要

Uber Eats、Wolt、menu などのフードデリバリーサービスで働く配達員 150人を対象に、2024年3月~5月に実施。

配達員の属性

年代:
20代: 35%
30代: 42%
40代以上: 23%

就業形態:
専業: 28%
副業: 72%

利用サービス(複数回答):
Uber Eats: 82%
Wolt: 45%
menu: 38%
DD(出前館など): 35%

月間収入と労働時間

平均月間収入

Uber Eats のみ: 平均 22万円
複数プラットフォーム兼業: 平均 35万円

複数サービスを使い分けることで、収入が 59% 増加。

月間労働時間

目標月収 平均労働時間 時給相当
10万円 60時間 1,667円
20万円 120時間 1,667円
30万円 180時間 1,667円

注目: 時給は一定(約 1,667円)で、労働時間で収入を調整。

働き方の工夫

効率的な時間帯

配達員による「稼げる時間帯」の報告:

  • ピークタイム: 11時30分~13時30分(昼食)、18時~20時(夕食)
  • この 4時間に月間売上の約 40% が集中

効率的なエリア

東京都内での時給換算:

エリア 平均時給
渋谷・新宿 1,850円
品川・目黒 1,720円
郊外(武蔵野市など) 1,420円

都心ほど単価が高く、移動距離も短いため、実効時給が向上。

課題と不安

1. 雨天時の収入激減

雨の日は:

  • 来客数が 30~40% 減少
  • 一方、配達依頼は増加(利便性ニーズ)
  • → 限られた配達員で対応するため、稼働時間が「短くなる」という矛盾

2. 事故・トラブル

150人中:

  • バイク事故経験: 12人(8%)
  • 顧客からのクレーム: 34人(23%)
  • 食事の破損責任: 誰が負担するかで紛争

3. 社会保障の不安

配達員は個人事業主扱い。以下が自己負担:

健康保険: 国民健康保険(月 1.3万円)
年金: 国民年金(月 1.7万円)
雇用保険: なし(失業時の保障なし)

プラットフォーム側の対応

Uber Eats の保険制度

2023年から「配達員向けの傷害保険」を開始。月額 500円で加入可能。ただし加入者は約 5% に止まっています。

Wolt の特徴

シフト制を採用し、配達員に「最低時給保証」(東京都内 1,200円)を提供。自由度は低いが、安定性が魅力。

今後の展望

2024年の予測

配達員の数は増加し続ける一方、1人当たり単価は低下傾向。競争が激化しており、「効率的な時間帯・エリアの争奪戦」がより激しくなると予想。

規制の動き

EU は 2024年からプラットフォーム企業に「配達員の最低時給保障」を義務付け。日本でも同様の動きが検討中です。