『顧客データの第三者販売』——個人情報保護法の抜け穴
背景
企業が「顧客データを他企業に売却」することは、現在の法制度ではほぼ無制限。問題を調査。
実態
小売企業へのインタビュー:
「顧客購買履歴(氏名、年齢、購買日時)を、データ分析企業に月額100万円で売却しています。本人の許可は取っていません」
これは「個人情報保護法」の範囲内(本人識別可能な形での取得と本人への通知は不要)。
データの二次利用
データ分析企業は、これを:
1. 広告企業へ転売:購買層の属性情報として
2. 信用情報企業へ転売:ローン審査の参考データとして
3. 保険会社へ転売:保険料の算定参考として
個人は「知らない間に」自分の情報が複数企業で取り扱われている。
リスク
1. 差別的利用:購買履歴から「購買能力の低い層」と判定され、ローン審査で落とされるケースも
2. プライバシー侵害:「健康食品購買」などの機微情報から、健康状態が推測される
法的問題
EU の GDPR では「本人の明示的同意」が必須。しかし日本は「通知」のみで足りる。
提言
個人情報保護法の改正が急務。最低限「本人の明示的同意」をルール化すべき。
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