@keigo-policy2026年6月28日
コラム無料公開福岡県

タスク管理アプリ『Notion』が業務改革の切り札になった中小企業の事例

企業背景

東京都内の PR・広報代行業 社員 12 名、売上 3.2 億円。複数のクライアント案件を同時進行していますが、「情報共有」と「納期管理」が課題でした。

この企業が 2023年10月から『Notion』を導入し、わずか 6ヶ月で業務生産性が 23% 向上しました。

導入前の問題点

情報散在

  • クライアント情報:Excel(営業部のみ)
  • 納期管理:Google カレンダー(複数人が混乱)
  • チャットでの依頼:Slack(検索困難)
  • ドキュメント:Google Drive(階層構造が複雑)

スタッフが「どこに何があるか」を把握するのに、平均 15分を消費していました。

属人化

各スタッフが「自分のやり方」を貫いており、案件の引き継ぎに 3~4時間を要していました。

Notion 導入の工夫

1. クライアント管理テンプレート

項目 用途
クライアント名 検索・フィルター用
担当者 責任追跡
案件一覧(リンク) ワンクリックで案件詳細へ
契約期間 自動更新通知
前月売上 ダッシュボード集計

2. 案件進捗ボード

Kanban ボード形式で、各案件を「構想→進行中→完了」へドラッグ&ドロップで移動。進捗が一目瞭然。

3. スタッフ別タスク割り当て

Database でスタッフ名をタグ付けすると、個人ダッシュボードに自動反映。「今日のタスク」が明確に。

効果

定量的効果

  • 情報検索時間: 平均 15分 → 2分(87% 削減)
  • 案件引き継ぎ時間: 3~4時間 → 30分(88% 削減)
  • 月間追加売上: 約 280万円(Notion 導入で人員効率向上により実現)

定性的効果

  • スタッフの「情報共有に対する不安」が軽減
  • 新人育成の期間が 2ヶ月短縮
  • クライアント対応のスピードが向上

コスト

  • Notion の月額費用: 月 12,000円(全スタッフ利用)
  • 導入・運用サポート: 初期 50万円、月 3万円
  • 年間コスト: 約 186万円

ROI: 月間 280万円の売上向上で、わずか 0.7ヶ月で回収。

課題と今後

課題: Notion のカスタマイズ依存

テンプレート作成や機能追加に、外部のコンサルタント(月 3万円)に頼っている状況。社内で完全に運用する人材を育成することが課題。

展望

2024年末までに、クライアント向けの「共有ページ」も Notion 上で展開する計画。透明性向上により、クライアント満足度向上を期待。