『オンライン授業の質に関する研究』|対面授業との学習成果の比較
コロナ禍後も継続するオンライン授業の効果測定
ある大学がオンライン授業と対面授業の学習成果を比較調査。その結果をまとめました。
調査対象
- 大学:東京都内の私立大学
- 科目:経済学(100名以上の講義)
- 期間:2年間
- 比較方法:同じ内容を異なる形式で提供
学習成果の比較
| 指標 | 対面授業 | オンライン授業 | 差 |
|---|---|---|---|
| 定期試験成績(平均) | 72点 | 68点 | -4点 |
| 出席率 | 78% | 62% | -16ポイント |
| レポート提出率 | 85% | 71% | -14ポイント |
| 満足度 | 7.2/10 | 6.5/10 | -0.7 |
詳細分析
成績分布の特徴
対面授業:平均的な分布(標準偏差:12)
オンライン授業:二極分化の傾向(標準偏差:18)
つまり、オンライン授業では「成績が良い学生」と「成績が悪い学生」の差が拡大します。
学生タイプ別の成績
- 自己学習能力が高い学生:オンライン授業で71点 vs 対面授業で73点(ほぼ同等)
- 自己学習能力が低い学生:オンライン授業で61点 vs 対面授業で72点(11点の差)
つまずきポイント
1. 集中力の維持
自宅での受講は、対面より誘惑が多く、集中力低下につながる
2. 双方向性の不足
質問のしやすさが、対面授業の方が高い
3. 孤立感
一人での学習が増え、学習モチベーション低下につながる
教員側の工夫
成績低下を防ぐため、以下の工夫を試みた教員:
- ライブ配信での学生参加(チャット質問など)
- 小グループでのディスカッション時間
- 週1回の対面セッション
これらを実施した場合、オンライン授業と対面授業の成績差は「2点」まで縮小しました。
結論
オンライン授業は「自己学習能力が高い学生」には効果的ですが、「サポートが必要な学生」には対面授業の方が有効です。
ハイブリッド型(オンライン+対面)が最適という結論に至りました。
コメント
この記事へのコメント