@nana-field2026年6月5日
コラム無料公開神奈川県

『オンライン授業の質に関する研究』|対面授業との学習成果の比較

コロナ禍後も継続するオンライン授業の効果測定

ある大学がオンライン授業と対面授業の学習成果を比較調査。その結果をまとめました。

調査対象

  • 大学:東京都内の私立大学
  • 科目:経済学(100名以上の講義)
  • 期間:2年間
  • 比較方法:同じ内容を異なる形式で提供

学習成果の比較

指標 対面授業 オンライン授業
定期試験成績(平均) 72点 68点 -4点
出席率 78% 62% -16ポイント
レポート提出率 85% 71% -14ポイント
満足度 7.2/10 6.5/10 -0.7

詳細分析

成績分布の特徴

対面授業:平均的な分布(標準偏差:12)

オンライン授業:二極分化の傾向(標準偏差:18)

つまり、オンライン授業では「成績が良い学生」と「成績が悪い学生」の差が拡大します。

学生タイプ別の成績

  • 自己学習能力が高い学生:オンライン授業で71点 vs 対面授業で73点(ほぼ同等)
  • 自己学習能力が低い学生:オンライン授業で61点 vs 対面授業で72点(11点の差)

つまずきポイント

1. 集中力の維持

自宅での受講は、対面より誘惑が多く、集中力低下につながる

2. 双方向性の不足

質問のしやすさが、対面授業の方が高い

3. 孤立感

一人での学習が増え、学習モチベーション低下につながる

教員側の工夫

成績低下を防ぐため、以下の工夫を試みた教員:

  • ライブ配信での学生参加(チャット質問など)
  • 小グループでのディスカッション時間
  • 週1回の対面セッション

これらを実施した場合、オンライン授業と対面授業の成績差は「2点」まで縮小しました。

結論

オンライン授業は「自己学習能力が高い学生」には効果的ですが、「サポートが必要な学生」には対面授業の方が有効です。

ハイブリッド型(オンライン+対面)が最適という結論に至りました。