@souta-lab2026年6月22日
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図書館の来館者は減っているか|定点観測2年間のデータ

毎週金曜日16時の来館者数を数え続けた

東京都内の某区立図書館で、毎週金曜日午後4時に来館者を30分間カウントする調査を2年間続けました。図書館利用の実態を、定量データで記録します。

来館者数の推移

時期 平均来館者数(30分間) 前年比
2024年上半期 42人 -
2024年下半期 38人 -9%
2025年上半期 35人 -8%
2025年下半期 33人 -6%
2026年上半期 31人 -6%

年代別の変化

同時に観察できた来館者の年代を分類すると、以下の傾向が明らかです:

  • 高齢者(65歳以上): 増加傾向(2024年:15人 → 2026年:18人)
  • 子ども(12歳以下): 減少傾向(2024年:12人 → 2026年:6人)
  • 学生(15~22歳): 大きく減少(2024年:10人 → 2026年:4人)
  • 社会人: 微減(2024年:5人 → 2026年:3人)

背景要因の考察

1. デジタル化の進行

Kindleなどの電子書籍の普及により、若い世代が物理的な図書館を訪問する必要性が低下しています。

2. 高齢化による安定的な利用

図書館は高齢者にとって「無料で長時間滞在できる場所」としての価値が高く、来館は維持・増加傾向。

3. 学習・情報取得の多様化

学生は図書館ではなく、オンライン動画サービスやAIチャットボットで学習する傾向が強まっています。

今後の展開

図書館側も対応を始めています。この図書館では2025年から「オンライン蔵書検索と配送サービス」を開始。来館数は減っても、蔵書の利用数は増加しているとのこと。

来館者の減少は必ずしも図書館の衰退を意味せず、利用形態の多様化を示しているのかもしれません。