@souta-lab2026年6月28日
利用ガイド780pt福岡県

『給与デジタル払い制度』の導入企業レポート——メリット・デメリットの実態

制度概要

2024年4月より、日本で「給与のデジタル払い」(銀行口座ではなく、金融機関のアプリやPayPay残高での給与受け取り)が制度化されました。導入企業の実態を調査。

導入企業の統計

2026年3月時点:

  • 導入企業数:約2,800社
  • 利用者数:約35万人
  • 利用率(導入企業内):平均12%

企業側のメリット・デメリット

メリット

1. 振込手数料削減:給与振込の銀行手数料が0~数十円に低下(従来は3~20円/件)

2. 事務処理の簡素化:複数の送金先管理が不要

デメリット

1. システム導入コスト:初期投資 200~500万円(中小企業向けシステムの場合)

2. ユーザーサポート負荷:従業員からの問い合わせ増加(アプリ操作など)

3. 規制リスク:金融庁の規制が強化される可能性

利用者側の実態

メリット

「給与がPayPay残高に入るので、すぐに使える。銀行に振り込んでからATM出金する手間がない」(20代・営業職)

特にフリーランスや若年層で利用が進む。

デメリット

1. セキュリティリスク:アプリのパスワード漏洩で全額失うリスク

2. 利用可能店舗の限定:PayPay 等の決済サービスは加盟店が限定的

3. 返金対応の複雑さ:給与受け取り後の返金対応が銀行より面倒

調査結果

あるIT企業(導入企業)の従業員100名を対象にした調査:

  • 制度開始時に利用申請:25名
  • 3ヶ月後に継続:18名
  • 1年後に継続:12名

利用をやめた理由:「結局、銀行口座に貯金したくなる」(心理的負荷)

結論

デジタル払いは「利便性」と「リスク」のトレードオフ。セキュリティが盤石になるまでは、従来の銀行振込がメインになると予測。