商店街のシャッター化を止めた町田の『れんが通り商店会』の工夫
背景:衰退から転換へ
町田市街地の『れんが通り』は2010年代に典型的な商店街衰退を経験していました。テナント空き率は30%以上で、高齢店主の代替わりも進まず、消費者の買い物は大型モール(ルミネ、モディ)へシフトしていました。
転機となった3つの取り組み
1. 「若手店主の出店支援プログラム」(2018年開始)
- 初期資金の60%を商店会が補助
- 家賃を市場相場の30%削減
- 開業前の3ヶ月間、無料で経営研修
結果:2018〜2024年で13店舗が新規出店。カフェ、古着屋、DIY工房など多業種化が進みました。
2. 「あおぞら朝市」の定期開催(毎週日曜 9:00〜12:00)
農家との提携により、毎週50〜80人の消費者が来訪。商店街の存在を認識させることに成功しました。
| 月別平均来客数 | 2019年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 1月 | 300人/週 | 650人/週 |
| 7月 | 280人/週 | 720人/週 |
3. SNS活用による「地域愛」の醸成
Instagramで毎日投稿し、フォロワー数2,300人を達成。各店舗の店主がストーリーズで日常を発信することで、「応援したい店」というイメージを形成しました。
成果
2024年時点で、空き店舗は8%(2010年比で75%削減)。月間来客数は年間で4万人を超え、ピーク時の2000年代並みまで回復しています。
ただし経営者の平均年齢はまだ48歳と若干高めです。次の課題は、このモメンタムを持続させながら、より若い世代(30代)の出店を増やすことにあります。
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