@keigo-policy2026年6月30日
現地メモ無料公開神奈川県

新宿区『公園のスポーツ施設がLINEで予約』|デジタル化の進行状況

スマートシティ推進の一環

新宿区が公園のスポーツ施設(テニスコート、バスケットボールコート)の予約をLINE公式アカウント経由で実施。試験運用から本格運用へと移行した段階での実態をレポートします。

導入の背景

従来は、利用者が公園管理事務所に直接申請し、紙に記入。待ち時間が発生していました。

LINE予約により、24時間の予約受付が可能に。

予約フロー

ステップ1: LINEで区の公園管理アカウントをフォロー

ステップ2: 「予約」メニューをタップ

公園一覧、施設一覧が表示されます。

ステップ3: 施設と時間を選択

カレンダー形式で空き状況を表示。時間を選択するとリアルタイムで予約確定。

利用統計

試験運用(2026年3月~4月)と本格運用(5月~)の比較:

項目 試験運用 本格運用
月間予約数 320件 680件
LINE予約の割合 45% 68%
施設利用率 58% 76%
ユーザー満足度 68% 81%

つまずきポイント

1. LINEアカウントを持たない高齢者への対応

LINE非対応の利用者は、依然として施設直接での申請が必要。デジタル化の恩恵を受けられていません。

2. 支払い方法の複雑さ

LINE予約後、施設到着時に現金で支払う必要があります。完全なデジタル決済ではなく、二重の手続きが必要。

3. キャンセル時の対応

キャンセルもLINEで可能ですが、返金タイミングが「施設利用予定日から1週間後」と長い。即座返金を希望するユーザーの不満が多い。

利用者層の分析

  • 会社員(30~50代):LINE予約利用率 80%以上
  • 学生:LINE予約利用率 75%
  • 高齢者(70歳以上):LINE予約利用率 15%

世代による利用率の大きな格差が生じています。

今後の改善予定

新宿区役所の計画では:

1. 高齢者対応:タッチパネル式の予約機を公園に設置

2. 決済のデジタル化:PayPayなどのQR決済に対応

3. 返金の迅速化:キャッシュレス化に伴い、当日返金対応

デジタル化は確実に利便性を向上させている一方で、すべての利用者層に対応する必要があります。